高千穂河原

宮崎には2つの「高千穂」があるんです。
神々の伝説の地高千穂ですが、個々の寓話でその場所がかけ離れており、後の解釈のズレでこのようなことになってしまったんでしょう。
1つは町名にもなっている高千穂で、一般的に観光地として有名です。高千穂峡とか、天の岩戸とかあります。
もう1つは霧島山地の1つ「高千穂の峰」。天孫降臨伝説の地とされています。

霧島の山の中で、一番高いのは韓国岳(からくにだけ)ですが、都城盆地から見上げると高千穂峰が一番高く見えます。
その頂上には、かの「天の逆鉾」があるらしい。

で、高千穂河原というのはその西側の登山口にあたるところで1000年前まで霧島神宮がありました。今は神宮跡もありますが松林に囲まれたガレ場です。
ちなみに1400年前までは霧島神宮はさらに上の高千穂峰のすぐ肩の位置にあったのですが、噴火で焼けてしまったそうです。
高千穂河原の社もやはり1000年前に噴火で焼けてしまったわけですがね。
ちなみに今の社は480年前にできたらしいですよ。「480年前」っていう説明が何時のモノか微妙なので、実際の所はどうなんでしょうか。


なにげに、駐車場は有料です。
名目は自然保護の何か寄付金みたいの? まあ観光地に良くあるやつです。それはそれでいいんだけど、
そのへんのオバチャンがいけません。なんか勘違いしているようで、商売で駐車場やっているような客あしらいです。非常に不快です。

水汲み場があって、水を汲んでいる人がいます。オバチャン、遥か彼方から大声で


「水汲んでる方ぁ〜! そこに料金箱ありますんでぇ〜! よろしかったら気持ちだけぇ〜!」


なんなんすかね。
言葉として間違っているわけじゃないんだけど、自分らは基本的に公園の管理人でしかないということを解ってないような言動ですな。


で、結局高千穂河原行って何を感じたかというと、
そこから高千穂峰まで登り1:30、下り1:00らしい。そんなもんなのか。
経路も軽いトレッキング程度で行けそうなので、今度行ってみようかな、と思った。のさ。

バイクで出ても家から高千穂河原まで1時間。ゆっくり上って、てっぺんで何か喰って帰ってきても、朝遅く出て日の高いうちには帰ってこれるね。
気候的に10月中が精一杯だろうけど。
12月になると雪も降るでよ。


ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org