絶叫マシーン


夏休みを今年はまだ取っていない。今回、土曜日に那須サーキットでの RIDERS CLUB誌主催のライディングパーティー(走行会)に参加しがてら、 ついでに一日社会人をさぼり、金曜日からかぴちゃん同伴で那須入り。 ツナギを着て走るのは初めてだが、主にちんこ周辺のメッシュ部分から 走行風が十分入り、走ってる限り日中でも蒸し暑さは感じない。冬は寒い、 という聞いた話しが納得される。はじゅかしいので休憩毎に上は脱ぐ。

今日の目玉は那須ハイランドパーク。F2 という、足をぶらぶらさせて 乗るジェットコースターがすごいらしい。遊園地は小学生のときに一度行った ことがある。いったいどんなものなのだろう。午後の一時、広大な駐車場は がらがらだ。フリーパスは五千円。支払い時の様子から察するに、ジェット コースターは彼女にとって、それくらい払ってもいいほど楽しい乗り物の ようである。一方俺はそこはかとなくいやな予感。

どの乗り物もがら空き。(なのに)まずF2に行く。懸垂式のモノレールだ。 サンダルは脱がなくてはいけない。注意書きに従い、眼鏡を取り財布も置く。 椅子の下は何もない。頑丈なバーで上半身を固定される。そして突然急加速して、 時計回りにきりもみしながら右下方に落ちていく。瞬間、思わずその動きに あらがおうと身構える。全身の感覚が異常事態を告げるがF2はお構いなしに スパイラルしながら登ったり落ちたり登ったり落ちたり登ったり落ちたりする。 何というか、まさしく小便ちびりそうとはこのことだ。

次に30mくらい真上に打ち上げられて、そのまま落ちる奴に乗った。 その次は最大傾斜角70度のジェットコースターに乗った。次にやたら長い ジェットコースターに乗った。その次は一番速いジェットコースターに乗った。 ウォータースライダーとか色々乗って、最後にもう一回F2に乗った。

時間が余ったので最後の最後に観覧車に乗った。ああなんて平和なんだ。

かぴちゃんに聞いてみたら、絶叫マシンには身構えたりしないで 身を任せて乗るものなんだだそうだ。でも自分の意のままにならない物に、 なんで身を任せたり出来るんだろうか。


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