不思議な店


あさって筑波の走行会のため、オイル交換しようとするが、 いつもいってる店が今日は予約で満員とのこと。ナップス練馬は90分待ち必至。 そこで色々友人に聞いて、結局かぴちゃんのRVF仲間の新田君がこの前RC45を 買ったという、和光市内のホワイトハウスという店に行ってみることにした。 二人してラブホじゃないか、とか笑いながらタンデム。家から5、6分。

ごく普通の住宅街に、忽然と現れる黒が基調の店構え。 前面はガラス張りで幾多のバイクが飾られ、、店先のテラスには 木が植えられ、その下に白塗りのテーブルと椅子。まさに見た目は オープンカフェ。店内のBGMにはジャズが流れ、オリジナルペイント &外装のバイクが並ぶ。

飾ってあるバイクはどれもすぐには種車がわからない程変わっている。 色彩や形に関するセンスは当方ゼロだが、その俺が見ても美しい外装だ。 まるでバーのようなカウンターの後ろにはオイルやケミカルが並ぶ

なんやこの店、カスタムショップかいな、オイル交換なんて場違いじゃんと 思いつつ頼めば気さくな返事。ただ置いてあるオイルの種類は多くない。 近所のおっさんのスクーターのパンク修理もほいほいやってたから、別に タカビーな雰囲気を醸し出そうとしてる訳では無いようだ。 工賃は2500円と高めだが、きれいに洗車もしてくれた。

交換後、店のお兄ちゃんと話す。ここに店を構えて18年とのこと。知らなかった。 店の奥も案内してもらう。入口からは分からないが、ヤードというかパティオと いうか、とにかく中庭が広くて田舎の農家のよう。庭に面した広い工場でFRPの形成中。 その隣はミュージアム?ガラス張りの建物内部は半分がオーディオルーム。 床から突き出た鉄骨の上に巨大なスピーカーが置かれ、壁面には吸音材、正面には 油絵が飾られてる。AURAという、聞いたことのない名前の機械が置かれ、音響機器 メーカーのドイツ法人社長だったというお客さんがそのオーディオに手を入れに来て いた。 手にしてるのは一本百万円というスピーカー用ケーブル。銀線らしい。

コーヒーをご馳走になりながら音楽を聴かせてもらう。部屋の半分を使って 何台かバイクが展示されている。1929年製のBSA、ハンドシフトにカーバイトランプ。 他には後で雑誌で知ったのだが、この店が87年にプライベーター一位を取った八耐マ シン。 そして、NR750が置いてある。

やがて何人か同じ年くらいのバイク乗りが現れる。なじみの客のようだ。 毎年年末にはここでバイクを全部出してパーティーをやるそうな。 もてぎの走行会もやってるとのこと。近くにこんな店があるとはねぇ。


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