2日目(後半)



・湯谷温泉〜県道505

 温泉と昼食をすませてみればすでにいい時間になっていたので、今晩の買い出しをしがてらキャンプ場に戻ることになる。まあ渋滞もあったし人数多いしそんなもんでしょ。ソロの時はひたすら走りがちなので、たまにはこういうまったりツーリングも悪くない。

 出発前にルートの確認。買い出しは浜名湖側に出て引差あたりでするらしい。ルートはここまで来た時とはまた別の県道を使うらしい。行きの県道が気持ち良かったから帰りも期待だ。

 いざ出発、するとR151はいきなりの渋滞。帰りはそんなにのんびりしてられんということか、先頭からすり抜け開始。最後尾にいた僕はインプレッサ中川氏と念のためルートと買い出しするあたりの場所の確認。行けそうですか〜と聞くと、ナビがあるからOKです、とのことだったので現地で再合流ということにして先に行く。

 R151と分かれるところで辻田氏(YZF1000R)がおわかれ。ぜんぜん話せませんでしたねー。県道505に入ると流れは良くなった。県道442との分岐点でkkeijiがストップ。どうやらどちらに行っても先でまた合流できるので(実際keijiは既に来る時に一回りしたらしい)先回りしよーかとか企んでいるようだ。二人は結局行くことにしたのだが、最後尾3人がいきなり消えちゃまずかろーということで僕は本隊を追うことにした。

 走り出すと、道はさっきの渋滞がうそのように空いている。相変わらず路面もいいし信号もない、しかも程よいゆるめのワインディング。わーい。本隊に追いつくまでの間、一人で堪能できた。うーむ行きといいこの道といい、

すばらしいぞ中部。

ってまだほとんど走ってないけど。来る前に買ったばかりの20マップル中部にはまだ走ってない道がたくさん。ぜひともまた走りに来たいな。

 楽しんでいるうちに本隊に追いついてそのまま最後尾につく。その頃から道は本格的に峠道になってきた。やはりこらえきれなくなったか、いつものメンバーが元気よく飛び出して行くのが見える。僕はとりあえず一息ついてるとこだったのでそのまま最後尾をキープ。前を行くKazuki君も飛び出しては行かないものの走りは元気。バンクが素早い。やっぱり軽いバイクはいいよなー、などと思いながら走っていると、

路肩に止まっている145発見。

おおお、何だ?これがうわさの路肩で寝るってやつか?と思ったら違った。追い抜きをかけられるのが恐いので先に行けということらしい。僕が最後尾ですよ〜と伝えて前に出る。一人で残すのはまずいからペースを合わせるかーとミラーを見ると、ちゃんとついてくる。おお、バンクして曲がってる。去年とは違うぞ。これがライディングスクール効果か。一年でこれだと、

来年あたりは煽られたりして。

でもまだスクールは3回ぐらいしか行ってないはずだよなぁ。ということは

再来年あたりはちぎられたりして。

そしたらおじさんは泣いて喜ぶね。うん。でもやっぱりそれは悲しいからそれまでにはろくえふをフルパワーにしよっと。などと考えながら走っていると、

路肩に寝ているVTZ発見。

おやまぁ。Kazuki君は既にバイクを起こそうとしていたので大事はないらしい。145に交通整理を頼んでバイクを起こすのを手伝う。リアから滑ったらしくタンデムステップがガードレールにはまっていたのでそれを引き抜いてバイクを起こす。

 ちょうどそのころ通り掛かりの車の人が知らせてくれたらしく本隊が何人か来てくれた。VTZはざっと見た感じダメージは軽い。ウィンカーの破損と擦れ傷が幾つか。レバー、ペダルも無事だし電装異常無し、エンジンもかかる。問題ないね。Kazuki君は右手の突き指が痛々しいが他にはたいした怪我はないらしい。うまくこけたね。不幸中の幸い。

 VTZは ドクターyuujiがウィンカーを手早く修理 Photo して復活。ちなみに現場は右の登りヘアピンで、進入のブレーキングでリアから滑ったらしい。 こんな感じ。 Photo

・県道505〜引差

 一段落して再出発。ここで今日で帰る036とさいなら。これから関東まではたいへんですなー。あでもGTSで高速なら楽かも。高速で乗ってみたいのう。

 最後尾でのんびり登っていくと、ちょっと広くなったところで本隊の何人かが待っていてくれた。やーお待たせ。さあ行こう、とその前に 夕日がきれいだったので写真を撮った。 Photo さあ行こう、とその前にここからまつしま氏のくじら号ことディバージョン900と交換することに。さあ行こう、とその前に、あ、もういいすね。出発。

 あれこれやってる間にまた前との間があいてしまったのでさくさく追いかける。相変わらず道は走りやすくて空いてるのでいろいろ試すにはもってこいの状況。

 ディバージョン900は楽しく走れるツアラーバイク。ポジションは少し大柄だがアップライトなのでらくちん。メーター周りもきれいで、ろくえふのなんかチープな感じとは大違い。エンジンは空冷独特のグリグリ回る感じで気持ち良い。ちょっと切れ込む感じがあって小さいコーナーでは気を使ったが、これはタイヤが終わりかけてたせいらしい。

 さすがに攻めるようなバイクじゃないよねーと思いながらワインディングが緩やかになったところでペースアップしてみる。中速の右コーナーでバンクしてアクセルオン。ぐぐっと起きあがりながら加速していく。続いて同じく中速の左コーナー。アクセルオンすると、今度はぐんぐんバンクを深める方に回り込んでいく。

おおお、シャフトドライブ!

おもしろいおもしろい。何気なく乗ってるとアンバランスだが、左右で乗り方を変えていくと結構行けるよこれ。 右の時は押え込みながらアクセルで立ち上がりをコントロール。左はアクセルで曲がり具合をコントロール。うまくカーブに合わないとおっとっとだが、特に左でぴったりあった時はおもしろいほど良く曲がる。うひょひょ。

楽しんで走っているうちに県道298との分岐で 止まっている本隊に追いついた。 Photo 待っててくれたのかと思ったらそれだけではないようで、どうやらこれから通る予定だった県道298は 通行止めらしい。 Photo ここが通れないと県道47に出るのに遠回りしなくてはならない(しかも一部ダートなんて書いてあるし)ので、もしかしてバイクなら通れるんじゃないかとkが偵察に行くことに。それを待つ間しばし休憩。

やがて戻ってきたkによればどうやら行けるらしい。ということで県道298へ。果たして現場は路肩修復中でバイクなら余裕の幅。工事関係者もいなかったので通行止め標識を脇にどけて通過。標識を元に戻して証拠隠滅。

 道は幅を時々変えつつくねくね進む。かといって特に走りにくいこともなく、夕暮れの景色など見ながら隊列組んで進む。県道47に出たらそれを南下。相変わらず信号もなく、車もほとんどいないので、大部隊でもバラけることもなくさくさく進む。

 R257に出る頃にはすっかり暗くなったが道も広くなった。R257を南下。さすがに国道は車が走っている。R362まであと5km程のところから渋滞が始まったが、すり抜けで進む。まだくじら号に乗っていたので慎重に進む。しばらくがんばった頃にあった井伊谷の交差点のコンビニで一旦集合。

・引差〜大谷キャンプ場

 ここからは各自このあたりで今夜の夕食と明日の朝食を仕入れて小グループごとにキャンプ場に向かうことになった。とりあえず近くのGSで給油。と思ったらまたCB-1が調子悪いらしい。やっぱりライトを使うとだめなのかな。ここではドクターyuujiが押しがけ。手伝おうかと思ったら、

ちょいと押しただけでかけてしまった。

おおお。昨日の僕の苦労は何だったのだー。

 僕は昨日と同じバンガロー組でまた鍋をすることになったので、そちらと一緒に近くのAコープで買い物。

するとそこには中川氏のインプレッサが。

みごとに合流成功。よくわかりましたねー。再会を祝す間もなくさっそく食料運搬車にされてしまうインプレッサ。すみませんねぇ。

 さらに少し先の ドラッグストア Photo でアルコール類を調達してから、キャンプ場へ出発。県道303から県道68に出てあとは昨日と同じ。ダートの手前でいったん停止。そういや145は昨日はダート走ってないねー、と見ていると今日は挑戦するらしい。大丈夫かいなと思いつつついて行くと、

あっさりダートをクリア。

おやまぁ。やるじゃん。次からは林道もOKだね。

 キャンプ場に着くとほぼ同時に本日のCB-1レスキュー隊(k & keiji)も到着。車がなかったのでタンデムで来たらしい。おつかれさん、と思ったらkeijiのfirestormがまだコンビニに置きっぱなしでこれから取りに行くという。もうちょっと走りたい気分だったのでついて行くことにした。

 再び県道68と県道303で井伊谷へ。道の様子もだいたいわかってきたので夜でもさくさく行ける。県道303に来たあたりの信号待ちからの発進で、k & keijiがタンデムしているじぇべるがなんかガクガクしてるなーと思ったら、

二人羽織走行に挑戦していた。

どうやら成功したらしい。よーやる。

 コンビニでfirestormを回収したあとは戻るだけ、とその前に燃料入れたいということだったのでさっきのGSへ。

閉まってる。

ありゃあ。とりあえず下っていくが次のGSも閉まっている。困り。まあ浜松方面に向かえばそのうちあるじゃろとR257をどんどん行くが、

軒並み閉まっている。

がびーん。結局細江町のあたりまで行ってようやく開いてるGSがあった。燃料入れて今度こそ戻る。帰りは3台なのをいいことにがんがん行く。県道303に入ってからは車も少なくなってかっとびモード。県道68のくねくねになると前のkeijiについて行けなくなった。後ろにはkがぴったりついている。ひー。がんばって走ってダートまで来る。道を譲るとここぞとばかり加速していくじぇべる。

それよりも速く加速していく XR1000(ことfirestorm)。

2台ともあっという間に見えなくなった。おーい。とりあえずがんばってみる。加速はリアが暴れ出すまで結構行けるが、減速はやっぱり恐いー。とかやってるうちにyuuji氏(on骨吉)とKazuki君を抜いたがなんで彼らが走ってるのか考える余裕はなかった。ダートで抜いたから埃がたってすごかったでしょうな。すみませぬー。

 キャンプ場についてみると145が外で待っている。なじぇ?と思ったら

バンガローの鍵がなかったらしい。

そいや鍵持ってるのはkじゃん。またそれとは別にKazuki君もバンガローの鍵を無くして、それでyuuji氏と管理人のところまで行っていたらしい。そんなことは知らずに楽しんできちゃった。すまんですー。

 その後は昨日と同じく鍋。keijiは腹を満たすと今日は三島に帰っていった。タフだのう。その後 愛媛んズがネタ(愛媛土産)を持って襲撃してきた。 Photo 今回初参加の小原君(GPZ1000RX)と、春からは関東圏を荒らしまわる予定らしい yukita Photo である。今日夕方到着のうっちー(GPZ900R)やその他いろいろ入れ替わり(忘れてしまったです)来る人も加わってしばらくもりあがる。g20はこれも楽しみの一つなんだよねー。そして昨日と同じく23時ごろに強制消灯されたので寝ることにする。今日はyukitaもこのままここで寝るらしい。マグライト対決をして遊んでいたら電池キャップの中に予備球があることを教えてもらった。ふっ、

またひとつりこうになってしまった。

というか基本らしい。てへ。おやすみなさい。


もくじ / 一日目(前半) / 一日目(後半) / 二日目(前半) / 二日目(後半) / 三日目(前半) / 三日目(後半) / ツーリング(1998)