デジタル放送

テレビの話のついでに、最近よく耳にする地上波デジタルのことをちょっと書い てみる。NHKがひとりで「デジタルデジタル」とはしゃいでいるが、奴らぁ何が そんなに嬉しいのだ? 特集番組を大規模に組んで、デジタル放送はいかに素晴 らしいのか、などとやっている。勝手にはしゃぎ回るのは、まぁ良い。しかし、 ウソをついてはいかん。デタラメを放送してはならん。デジタルになると何が変 わるのか。高画質、高音質。まぁ、一応これはウソではない。一応、な。多チャ ンネルはどうか。むぅ、これも一応ヨシとする。では、双方向性はどうか。これ はウソである。しかも真っ赤な。そもそも通信の双方向性とアナログ/デジタル は無関係である。電話などアナログの見本のようなアナログだが、ちゃんと双方 向で通信できるではないか。そもそも上り通信はどうやるんだ? 電話回線を使 うらしいが、TCP/IPなのか? それともやっぱりアナログかね・・・。

NHKは、デジタルの概念を説明するのにとんでもない解説もしておった。中学生 だか高校生だかを集めて、一生懸命2進法を教えておったぞ。2進法はデジタルの 本質とは何の関係もない。標本化と量子化がアナログ/デジタル変換の本質であ る。たとえば、CDは元の音声を44.1kHzで標本化し、16ビットで量子化する。こ れが信号のデジタル化である。量子化した数値を記録媒体に記録する際に、2進 法が便利なだけであり、可能であれば16進法で記録したっていい。

世の中では、トップダウンの強引なデジタル化移行計画が批判されているようで あるが、まぁ、それは当然であろう。しかし、それだけではなく、「おまえらど うせバカだなんから、こんな適当な説明でも聞いときやがれ」、とでも言ってい るような(多分ホントにそう思っているんだろうけど)説明を聞いて、怒らない のかね?


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Hidenobu Arimoto, <arimoto@gentei.org>
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