2日目(前半)



・朝

 今回のバンガローは寒かった。斜面に建っているので高床式で、床が板張りなので底冷えするのだ。今回ばかりはロールマットを持ってこなかったのを後悔。なぜか一枚置いてあったマットがなければちゃんと眠れたかどうか。そんなわけで明るくなっても寝袋の中でごろごろしていた。外では起き出してる人もー

ぼこ。

あう。背後から145の膝蹴りがヒット。さて起きるか。

 まずは昨日暗くてよく分からなかった外の様子を偵察に行く。おおお。 いい眺めじゃ。 Photo 思ったより高いところだったらしい。sudoh氏(CB900F)とKazuki君(VTZ)も無事到着している。もっともKazuki君は昨夜遅くに来ていて一人で苦労したらしい。

 そして バンガローはこんな感じ。 Photo 雰囲気は悪くないね。も少し大きなバンガローが一つあればなお良かったけど。あと電源がないのは痛すぎるなぁ。

 お次は朝食。 昨夜の鍋の続きをする。 Photo miawa氏が持ってきてくれたsawaraさんとこのもちも投入してボリュームもたっぷり。yuuji氏(さそりちゃんことfireblade)に 食後のコーヒー Photo までもらって満足状態。

 食事が済んだらぼちぼち準備して出発の準備。今日は何はともあれまず温泉に行くのだ。昨日行けなかったし。

 昨日不調のCB-1はやっぱりバッテリーがあがっている。押しがけを試みるも冷えてるせいかうまく行かない。そこで昨夜帰ったmiawa氏が置いていってくれたブースターケーブルで、中川氏のインプレッサから電気をもらってセルで始動。あっさりかかる。エンジン自体の調子は問題ないらしい。

 とりあえずアイドリングを高めにしておいて、ついでにダートの終わりまで乗って行く。一旦そこにCB-1を置いて僕はいね氏(TT250Raid)の後ろに乗っけてもらってキャンプ場に戻る。オフ車の後ろに乗るのもそれでダートを走るのも初めてなのでどきどき。

 れっつごー。はじめは、コーナーとか対向車が来るたびに緊張してたがそのうち慣れた。乗り心地も悪くないし、やっぱりオン車より走りやすそうだな(あたぼう)。景色を見る余裕も出てきた。なにげに眺めが良くて気持ちいい。と、いね氏が頭をひょいと振ったと思ったら

ぺし。

あう。枝を避けるなら言ってくれー。キャンプ場まで戻ったらろくえふに乗り換えてさあ出発。

・大谷キャンプ場〜県道68

 風越峠まで戻ってから、昨日とは反対方向に県道68をくねくねと下っていく。道は広くはないが路面が良いので走りやすいので楽しい。天気もいいし眺めもいいし、いい感じ。

 だいぶ下ってあたりにみかん畑が広がってきて、道幅も広くなったと思ったら左カーブで突然隊列が止まる。見ると カーブのすぐ先で路肩に集まっている。 Photo さらによく見ると 路面にスリップ痕と何かの破片が。 Photo もしかして誰かこけた? にしては倒れているバイクがないなぁ。自分も路肩にバイクを停めて集まってるところに行ってみると、どうやら sudoh氏がこけたらしい。 Photo CB900Fは右ミラー折れ、右前後ウィンカーと右レバー曲がり、右ステップ削れ、ライトケースとメーターケース破損、と右側面に幾つか傷が。左カーブでこの破損ってハイサイド? こえー。その割にはsudoh氏自身は大事はないようなのでよかった。今朝神奈川から来たばっかりだから疲れてたんでしょうかね。

 先の方に行ってしまった本隊にはそのまま先に温泉に行ってもらうことにして、残った有志でわいわいバイクの修理。幸いガードがついてる効果でエンジンは無事だったので、曲がったパーツをできるだけ戻して、折れたミラーは左のものを付け直して 修理完了。 Photo

  とりあえず一服しつつ Photo 今後のルートを考える。本隊はR301にでてR151もしくは県道69で湯谷温泉を目指しているはず。後を追うのもいいけど、どうせなら楽しそうな道がいいな〜ということで県道308〜県道81〜R257で行くことにkと二人で勝手に決める。事前のメールで土地カンないから今回はお任せ〜とか言っておきながら好みでルートを決めてしまったわけだが、なぜか特に異議もでずそのまま出発することに。kに後ろを任せて僕が先頭。まあなんとかなるっしょ、とか適当に考えていたのは秘密である。

 バイクに戻ると マフラーに意匠が入っていた。 Photo ダートを走った後の黒マフラーではお約束ですな。さて行くかーとバイクにまたがろうとした時、

がん。だだー。

目の前にみかんの雨。通り掛かりの軽トラがケース二つ分のみかんをばらまいたのだった。 そのまま行くわけにも行かず Photo みかんを拾う人々。 Photo

・県道308〜県道81〜R257〜湯谷温泉

 さあ温泉に行くのだ。ここからは僕が先頭。県道68から県道308へ。道幅は広くなったり狭くなったりするが、路面は良好な峠道。気持ちよく走る。始めは後ろが来てるか確認しながら走っていたが、一本道だしすぐ後ろのyukitaがうずうずしてる感じだったのでペースアップ。ぴったりついてくるyukita。分かれ道のところだけペースダウンして後ろを確認。白いインプレッサがわかりやすい。ガク氏はあちこち位置を変えながらビデオを撮っている。

 県道81に入ると車に追いつくようになった。車に合わせてのんびり走る。ふとミラーで後ろを見るとyukitaが離れている。おや?と思ったそのとき、

devilの音も高らかに、一輪車が迫ってきた。

おわー。どうやらビデオに撮ってたらしい。うー間近で見たかった残念。それにしてもさすがはGSF1200S改(yukita仕様)、ノーマルでさえ鬼畜トルクなのをさらに加速型に振ったという、その名も

ちきちきうぃりーましーん

というのは伊達じゃない。

 その後は「なぜか」前の車が道を譲ってくれたので再びマイペース走行。信号もなく、変化に富んだ道が続く。すごくいい感じで楽しく走る。

 やがてR257に出て、左折してR257を進む。

渋滞。

がびーん。1速アイドリングより遅い流れ。すり抜けできないわけでもないがインプレッサもいるのでとりあえず控える。kに給油がてら偵察に行ってもらう。あー水温上がってきたー。空冷車にはつらかろうなー。下り坂ではエンジン切って惰力走行。

 昨夜キャンプ場には泊まらずに名古屋に行ったkeijiから電話が入る。もう湯谷温泉にいるらしい。本隊は別に向かっていることを伝える。途中で旧道とトンネルの分かれ道があった。旧道にかなり心惹かれるものがあったがkが戻ってくるかもしれないので控える。渋滞のままトンネルを抜ける。ぷはー。とか思ってると、

旧道との合流でyukitaガク氏がにこにこしながら待っていた。

ぐあーほんとは行きたかったんだよー。

 しばらくするとkが戻ってきた。R151まで渋滞しているらしい。その手前の県道505に入ることにする。もうあとほんの数kmだったので結局すり抜けはしないことにした。下り坂では惰力走行。ストップ&ゴーでもエンジンかけずに足でこいで済ませたりする。車高を下げたかいがあるってもんだい(うそ)。だいたい、

渋滞の中でばたばたしてるのははっきり言って変

なのさ。でも後ろを見ると

渋滞の中でバイクを押して歩いている人々

もいたのだった。写真が取れなかったのが残念だー。

 県道505に折れると車は多いものの普通に流れるようになった。やれやれ。あとはこのまま行けば湯谷温泉だ。20マップルにも載ってる「鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな」というところに行けばいいらしいが、湯谷温泉のどこにあるのか知らないぞ。どうやって探そうかなーと思っていたらR151沿いにあったので簡単に見つかった。おっけー。

 駐車場の方へ入って行くと混んでいるらしく奥の駐車場に行くように誘導された。やっぱり連休の中日だからかなぁ。奥の駐車場に行くと本隊のバイク発見。よしよし合流に成功だ。

 バイクを置いて歩いて戻って 温泉に到着。 Photo

・鳳来ゆ〜ゆ〜ありいな

 さて温泉だーと入口に行くと

そこには「15分待ち」の看板が。

がーん。まあいも洗い状態は避けられるってことか。整理券をもらってロビーで待つ。暇する間もなく、

コンセントを見つけて群がる怪しい集団。

kなんて3つ口タップ持ってるし。準備よすぎ。みんなでよってたかってたこあし充電。なんてことをやってる間に入ることができた。脱衣所で本隊発見。ちょうど入れ替わりだった。

 温泉は広くてきれい。ジャグジーや露天もあってこれで600円は良い。入場制限も入ってしまえば逆にゆったり入れるし。昨日入れなかった分もしっかり堪能する。洗い場は混んではいるもののこれまた入場制限の効果で少し待てばどれかは空く。湯に浸かりながら待っていると、洗い場の中に

背中に「限定解除ML」の文字をしょったおにーさんが約1名。

あーyukitaみっけ。まだ残ってたんだねー。洗い場で背中を向けて洗っている集団の中でひときわ存在を主張していて笑えた。

 温泉のあとは昼食。中の食堂は混んでいたので、分散した方が良かろうということでk036Suzuka君(GSXR1100)、ま〜君、そして僕は向かいにあった 茶屋みたいなとこ Photo に行く。 五平餅とそばを食べて満足。 Photo


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